古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(18)『老子』前編 | レフティやすおの作文工房

古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(18)『老子』前編

 ―第210号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年10月31日号(No.210)「古代中国編―
 中国の古代思想を読んでみよう(18) 『老子』前編」

本誌では、諸子百家から、老荘思想とも言われる道家の代表である『老子』について書いています。

道家・道教の『老子』は、儒家・儒教の孔子の言行録『論語』と並ぶ、古代中国思想の表裏もしくは両輪のようなものと考えています。


『老子』を紹介するのは、創刊3号以来の二度目です。

前回はまだ創刊当初ということもあり、ごく軽い紹介に終始しています。
今回は、もう少し頑張ってみようと思います。

さて、どうなりましたか。


今回は「前編」です。
『老子』という書物と、その思想について書いています。

思想編の前半までです。


次回の「後編」では、思想編の後半と、いつも通り、『老子』出典の成語成句について書く予定です。

でも、来月11月末は恒例の<クリスマス・ストーリーをあなたに>の紹介です。
12月末はここんところ恒例になりつつある<今年読んだ本から>の紹介です。

ですので、来年になりますね。

これでちょっと勉強する余裕ができました。

実は、今回かなりキツキツで、『老子』の勉強が間に合わず、参考書を読み切れていません。

今回新たに用意したのは、ちくま新書『入門 老荘思想』と、岩波<書物誕生>『老子』と、講談社学術文庫の今年の新刊『老子 その思想を読み尽くす』でした。
最後の本は、800ページを超える一般向けの解説書という触れ込みですが、副題にあるように、まさに「読み尽くす」というないようで、これは正直大変です。
読み切れませんでした。

『老子』は一度取り上げているので、ちょっと軽く考えていたところがあります。
もう一度、何かの機会にしっかりの読み直して、取り上げたいものです。




 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html


*参考:『老子』の原典及び入門書・解説書を読む
『老子 無知無欲のすすめ』金谷治/著 講談社学術文庫 1997/4/10
―1973年馬王堆漢墓より発見された帛書『老子』を検討し改められた部分がある(第二十四章の移動、第四十章と第四十一章の入れ替え等)。章立ても本文も現代語訳を前面に、原文・読み下し文をあとにまわして読みやすくしている。

『老子 〈道〉への回帰』神塚淑子/著 岩波書店・書物誕生(新しい古典入門) 2009/11/27
―前半は、『老子』の成立と出土資料について、歴史的な評価、仏教・道教との関係。後半で思想の内容説明。それぞれ「道」の思想、自然への回帰、政治論、処世訓としての『老子』について。

『老子 その思想を読み尽くす』池田知久/著 講談社学術文庫 2017/3/11
―最新の文庫書き下ろし。巻末に現代語訳・原文・読み下し文を。850ページを超す大著。副題に「読み尽くす」とあるように、詳細な注とともに、各章の思想を細部まで検討、解説している。馬王堆帛書甲本を底本に、残失部分を他の出土資料等で補う。

『入門 老荘思想』湯浅邦弘/著 ちくま新書 2014/7/7
―『老子』『荘子』の新出土資料のこと、思想内容についてなど。