古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(20)『荘子』前編 | レフティやすおの作文工房

古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(20)『荘子』前編

 ―第220号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年2月28日号(No.218)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(20)『荘子』前編」


本誌は、『荘子』の前編です。

『荘子』前編は、『荘子』全体の基本的な性格等をまとめ、基本思想のうち「(1)認識論(2)人生論」についての説明。

来月の後編では、「(3)政治論(4)儒家批判」と恒例の『荘子』由来の故事成語の紹介です。


『荘子』は、『老子』と比べ寓話が豊富で、しかも内容が非常にトンデいるという感じで、SF的な発想があり、文学の書としておもしろく楽しめます。
色々な名人・達人が登場するところも、楽しめます。

墨家等の思想家がみな反体制の立場をとる中で、『荘子』も反体制であるものの、「相対社会からの超脱」を発想の基点とするため、脱体制の方向に向いている、といいます。

体制というより、個人が「道」を究めよ、という脱体制・脱社会の姿勢が、のちに仏教の受け入れや中国的な禅への発展につながったのかもしれません。

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では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html


*参考:『荘子』の原典及び入門書・解説書を読む

平凡社版『中国古典文学大系4 老子・荘子・列子・孫子・呉子』1973.6.27
―現代語訳の文章のみで、『荘子』は150ページ近くあります。
 『荘子』倉石武四郎・関正郎/訳 関正郎/解説

『荘子』鈴木修次/著 清水書院・人と思想38 1973.11.30
―『荘子』の基本思想を解説し、仏教(禅)との関係を論じる。

『飲食男女 老荘思想入門』福永光司、(聞き手)河合隼雄 朝日出版社 2002.7.20
―第5章まで、臨床心理学者・河合氏の質問に中国哲学者・福永氏が答える形で老荘思想を学ぶ。「第6章 老荘思想入門」(原本・福永光司『老荘に学ぶ人間学』富士通経営研修所 1992 より編集)

『入門 老荘思想』湯浅邦弘/著 ちくま新書 2014/7/7
―『老子』『荘子』の新出土資料のこと、思想内容についてなど。