私の読書論88-私の年間ベスト2016(前編)リアル系
―第190号「#レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年12月31日号(No.190)-161231-
「私の読書論88-私の年間ベスト2016(前編)リアル系」
本誌では、今年読んだ本100冊あまりのうち、リアル系の本約50冊から今年のベストを選んで紹介しています。
今年は10月までは、まずまずいつも通りに本を読んで来れました。
ところが11月に入ってやけどをしてから、パッタリと読めなくなりました。
人間というものは、一か所でも痛いところがあれば、それだけで集中力がそがれるものですね。
まったくといっていいほど、本も読めない状況でした。
今年の後半がんばっていた本の原稿も書けないまま。
それでも、ディケンズのA5版2段組み500ページ超の『クリスマス・ブックス』や文庫本700ページの英雄ファンタジー長編を読みました。
そんなせいもあってか、思いのほか冊数は行かないままでした。
まあそれでも100冊超えたので、まあまあというところでしょうか。
中国の古典は結構分量のある全集もので読んでいましたので、数的には少なくても結構読みごたえはありました。
今年も、読書に関しては、まず充実した1年だったと思いました。
・・・
●私の2016年〈リアル系〉ベスト3ぐらい
◆村上春樹『職業としての小説家』スイッチ・パブリッシング 2015
/新潮文庫 2016/9/28
心理学系の二冊↓
◆ケリー・マクゴニカル『スタンフォードの自分を変える教室』神崎朗子訳 大和書房 2008
/だいわ文庫 2015/10/10
◆串崎真志『心は前を向いている』岩波ジュニア新書 2013/12/21
〈特別篇〉左利き系のこれ↓
◆箱崎総一『左利きの秘密』立風書房マンボウブックス 1979
さて、以上から私のベスト1は?
・・・
詳細は本誌で!
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html
私の読書論87-(本/文章を)書くこと(2)まず最後まで書く
―第189号「#レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年12月15日号(No.189)-161215-
「私の読書論87-(本/文章を)書くこと(2)まず最後まで書く」
本誌では、「(本/文章を)書くこと」と題して、第二回目(二回の予定です)〈まず最後まで書く〉をお届しています。
とりあえず何が何でも最後まで書き終えることの重要性について書いています。
それと、書き直すことを恐れず、自分の納得のいくまで、とことん書き直すということ、ですね。
(1)まず最後まで書く、最後まで書けばそのあとは、(2)とことん書き直す。
・・・
書き直す、という項で、最近読んだ二冊の小説作法的な本――
(1)村上春樹さんの『職業としての小説家』(スイッチ・パブリッシング 2015/新潮文庫 2016)
(2)スティーヴン・キングさんの『書くことについて』(田村義進訳 小学館文庫 2013)
にふれています。
いずれ、これらの本をネタにまた文章や小説の書き方について、書いてみたいと思っています。
本誌でも書きましたように――御二方は、片や純文学系、片やエンタメ系とジャンルは異なりますが、常に新作が注目され、実際に売れる――世界的なベストセラー作家であることは変わりません。
また年齢的にも近く(村上春樹さんは1949年生まれ、キングさんは1947年生まれ)、生い立ちや作家になるまでの経緯は異なりますが、作家として成功する以前から結婚していたこと、妻が良き第一読者であったこと、生活に追われる中で自分の夢の実現として書き始めたこと(あるいは、書き続けたこと)、書かずにはいられないこと、読むのが好きだということ、といった数々の共通点もあります。
売れる作品を書ける人、できのいい作品を書ける人には、おのずと共通する作法があるようです。
その辺を探ってみたいものです。
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*本誌で取り上げた本:
外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫 1986/4/24
村上春樹『職業としての小説家』スイッチ・パブリッシング 2015
【新潮文庫 2016】
スティーヴン・キング『書くことについて』田村義進訳 小学館文庫 2013
クリスマス・ストーリーをあなたに~ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』
―第188号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年11月30日号(No.188)-161130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』」
本誌では、ディケンズの前期のクリスマス・ストーリー中編5編を集めた『クリスマス・ブックス』から第二作『鐘の音』を紹介しています。
実は、前回のメルマガ配信から今回までの期間中に、やけどをしました。
朝食のマグカップいっぱいの熱いコーヒーをこぼしたのです。
太ももに手のひら大のやけどを負いました。
なんとか順調に治りつつあります。
でも、結構痛くて、集中力が続かず、思い通りに読書も進まず、このメルマガの原稿書きも苦戦しました。
もっと大きなケガや大病を抱えて懸命に生きている人も大勢いらっしゃるでしょうに、この程度のケガで弱音を吐いていては情けないのですけれど。
まあ、痛い時は痛いと言わせて下さい。
普段は結構、我慢しているのですから。
カチカチ山や因幡の白ウサギのお話も、ホントは残酷な話だったんだなあ、と皮がはがれて初めて、つくづく思いました。
ではでは。
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*本誌で取り上げた本:
・『クリスマス・ブックス』ちくま文庫 1991/12
―落語調訳「クリスマス・キャロル」小池滋訳、「鐘の音」松村昌家訳
・『クリスマス・ブックス』田辺洋子/訳 渓水社 2012
―前期(1843-48)のクリスマス中編5編を収録。「クリスマス・キャロル」「鐘の音」「炉端のこおろぎ」「人生の戦い」「憑かれた男」
私の読書論86-書くこと-とにかく書いてみる
―第187号「#レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年11月15日号(No.187)-161115-
「私の読書論86-(本/文章を)書くこと(1)とにかく書いてみる」
本誌では、「(本/文章を)書くこと」と題して、第一回目(二回の予定です)〈とにかく書いてみる〉をお届しています。
文章の書き方について、書いています。
読書論と言いながら、文章論じゃないか、って。
まあ、固いことは言わないで!
・・・
実は今、本の原稿を書いています。
ある一冊の本です。
一冊分を書くのは初めてです。
そこで、作戦を練り、色々と構想を立て、主な目次を書き出し、一方で書くべき項目についてカードを作り……というふうに、徐々に準備を重ねながら、今原稿を書き始めたというわけです。
そういう経験を基に今回、文章の書き方について書いています。
思い返せば、中学生ころから文章を書くのが好きでした。
中一のとき、となりの席の男子がマンガ好きで、自作の豆雑誌を作って来て見せてくれるのです。
それに触発されて、自分も、と始めたのですが、絵が描けず、漫画の原作を書こうというふうに変更し、当時読んでいた子供向けSF(少年少女空想科学小説の類)をまねてお話を作りました。
東京の南方の諸島のひとつに秘密基地を持つ(『サンダーバード』の影響)私立探偵がUFOみたいな小型機で東京に来て、事件を解決して帰ってゆく……。
(よく覚えているもんだ、って? ホント、びっくりですね!)
高校生の時に、文芸部というのがあって、よっぽど入ろうかと思ったことがありました。
しかし、文芸部と言えば、それなりに文学に親しんでいる人が入るところという気がして、私には恐れ多いところと思われ、やめてしまいました。
当時はまだ、『トム・ソーヤー』や『宝島』、ヴェルヌの『地底旅行』やコナン・ドイルの『失われた世界(ロスト・ワールド)』といった冒険物語ぐらいで、文学っぽいものと言えば、せいぜい芥川龍之介の「羅生門」「鼻」といった短篇や、ハーン(小泉八雲)の『怪談』、ポーの「アッシャー家の崩壊」「黄金虫」などなどしか読んでいなかったので。
高三の時には、物書きになりたいと思っていました。
国語の時間に自習になって、作文を書くことになったとき、何を書けばいいのか分からず、最後の数分でその日の朝の登校の様子を順に、文章のリズムに気をつけて書いてみました。それに先生が二重丸をくれました。
それが結構嬉しくて、そういう記憶があります。
文章にまつわる昔話でした。
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*本誌で取り上げた本:
外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫 1986/4/24
中国の古代思想を読んでみよう(10)『論語』を読む
―第186号「古典から始める
レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年10月31日号(No.186)-161031-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(10)『論語』を読む」
本誌では、「四書五経」を読んでいます。
なんとかかんとか「五経」を終え、「四書」に突入。
まず第一弾として、『論語』を読んでいます。
本誌でも書いていますが、「四書五経」は、明治時代になって西洋文明が本格的に移入されるようになるまで、日本の教育の基本でした。
日本人の教養の大きな柱でした。
ところが、現代では専門家を除けば、日常的にこれに親しむ人は少なくなっています。
その中で、唯一といっていいほど読まれている書物が、『論語』です。
理由はいろいろあるのでしょうけれど、大きなポイントは、とっつきやすさがあります。
短文が多いこと。
拾い読みができること。
どっからでも読めること。
読めば「なるほど」と納得できる、わかる章句も多いということ。
自分なりの解釈ができること、またそれが許されること。
(章句によれば、時代により、人により解釈の異なる場合があります。)
それなりの活用ができること。
(一般の人口に膾炙する言葉も多く、共通の話題として活用できること。)
学者の先生だけでなく、いろんな人があれこれ手を替え品を替え本にしているので、親しみやすさもあります。
(なかには名前だけ借りてきたという感じのものもありますが、ご愛嬌というところでしょうか。)
最後に、
読み始めたらおしまいまで読まなければならないという、圧迫感が少ないこと。
実際、後半の長文が並ぶ「編」になれば、読んでいない人も多いかもしれません。
実は私も通しで読んだことはありません。
ただ、暇を見てあっちこっちパラパラやっていますので、それなりに読んでいるものと思い込んでいます。
多分それでいいのだろうと思います。
超有名な古典、あるいは聖典といわれるものであれ、人間の書いたもの――伝えたものである限り、完璧なものなどはあり得ません。
すべてが血となり肉になる、などと言える栄養たっぷりな、100パーセントな食事などないのと同じです。
栄養にならないカスもあるのです。
(カスはカスで役に立つこともないとは言えませんけれど。
『論語』にも言います、
「三人行けば、必ず我が師有り。其の善なる者を択びて、之に従い、其の不善なる者は、之を改む。」
『論語 増補版』加地伸行/全訳注 講談社学術文庫「述而 第七」)
自分にとって重要と思える部分を汲み取れればいいのだと思います。
その部分は読んでいれば、自然と変化もし、不変の部分もあるでしょう。
解釈が変わることもあるでしょうし、理解できなかった部分が理解できるようになることもあるでしょう。
今までは重要と思っていた部分が、違っていると判断が変わることもあるでしょう。
そういうものです。
なにかしら手にできればいいのです。
・・・
『論語』は創刊号以来2回目なので、簡単に済ませるつもりでいました。
ところが、いざ本を手に取ってパラパラ見ていますと、あれも紹介したい、これも知って欲しいと書きたいことが色々と出てきて、一回では伝え切れませんでした。
後編をお届けすることになります。
でも、いつになるかが未定です。
来月11月末は、恒例のクリスマス・ストーリーをお届けする予定です。
(ディケンズの『クリスマス・ブックス』からの予定です。)
年末もここ何年か恒例となりつつある、一年を振り返っての読書ベスト1の紹介です。
となると、来年以降になりそうですね。
まあ、ゆっくりお待ちください。
自分でも書くのが楽しみです。
楽しいので、色々と書きたくなるのですね。
まあ、それだけ、中身のある書物だ、ということでもあります。
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*本誌で取り上げた本:
『論語 増補版』加地伸行/全訳注 講談社学術文庫 2009/9/10
―儒教学者による独自の解釈を含む『論語』研究の成果。図版もあ
り、わかりやすい注釈、索引も充実。
―増補版は漢字検索が付いて、漢字一字から調べられるので便利。
『孔子』加地伸行/著 角川ソフィア文庫 2016/4/23
―中国古典文献と『論語』から人間・孔子の生涯をたどる。
『「論語」再説』加地伸行/著 中公文庫 2009.3
―講談社現代新書版の補修版。人間孔子に視点を置いた
『論語入門』井波律子/著 岩波新書 2012/5/23
―孔子の人間性や思想に基づき、146条を解説。
『完訳 論語』井波律子/訳 岩波書店 2016/6/9
―中国文学の専門家による最新の全訳本。筆者未読。
私の読書論85-読んでいる書物からその人の人格がわかる
―第185号「古典から始める
レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年10月15日号(No.185)-161015-
「私の読書論85-読んでいる書物からその人の人格がわかる」
本誌では、「読んでいる書物からその人の人格がわかる」と題して書き始めたのですけれど、途中で変調があったようで、「本棚を見るとその人がわかる」といったものになっているようです。
もう時間がないので、この辺で、ご勘弁を!
・・・
先日、ススキの穂を持っている人を見かけました。
十三夜のお月見の準備だったんですね。
(十三夜は日本独特の風習で、旧暦九月十三夜のこと。
今年は10月13日(木)で、月の二割方が影になった状況だそうです。)
台風と長雨の毎日でしたが、ここ二三日やっと秋らしい日になってきました。
それにつれて、朝晩めっきり冷え込んで来ました。
そうです。
秋といえば、「読書週間」もあります。
(10月27日~11月9日、文化の日を中心にした2週間、2016年第70回の標語は「いざ、読書。」)
「いざ、読書。」(2016年第70回読書週間の標語)
のんびりと読書を楽しみながら、秋の夜長をすごしましょう。
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*本誌で取り上げた本:
・サミュエル・スマイルズ『自己実現の方法』竹内均訳 三笠書房・知的生きかた文庫 1989/7
・加地伸行・全訳注『論語』講談社学術文庫 2004
・加地伸行・全訳注『論語 増補版』講談社学術文庫 2009/9/10
・外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫 1986/4/24
中国の古代思想を読んでみよう(9)『春秋左氏伝』を読む
―第184号「古典から始める
レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年9月30日号(No.184)-160930-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(9)『春秋左氏伝』を読む」
本誌では、「中国の古代思想を読んでみよう(9)『春秋左氏伝』を読む」と題して、『春秋左氏伝』を取り上げています。
なにしろ長大な著作で、全部は読み切れませんでした。
読めば、それなりに面白いお話も含まれています。
四大戦役など、それぞれに面白表現もあり、福沢諭吉さんがその自伝『福翁自伝』「幼少の時」で、15歳から漢籍を習い、中でも『左伝』が好きだった、と書いているのもわかるような気がします。
しかし、私も福沢さんの言う他の書生同様、三、四巻でおしまいになってしまいました。
《「私は左伝が得意で、大概の書生は左伝十五卷の内三四卷で仕舞ふのを、私は全部通読、凡そ十一度び読み返して、面白い処は暗記して居た」》
安本博「福沢諭吉・夏目漱石・幸田露伴・宮城谷昌光」より引用
(『春秋左氏伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』)
・・・
これで、「四書五経」のうち、後半の「五経」を一応見て来ました。
どれも「すべて通読した」とは言い切れませんでしたが、それなりに目を通し、どういうものであるか、その入口の雰囲気程度は味わえたか、と思っています。
次に「四書」に入っていこうと思います。
近年、『論語』を除けば、これら「四書五経」を読んでみようという人は、まずいないのではないか、という気がします。
一部の専門とする学生さんを除いて。
しかし、それらの中国古典を出典とする言葉は、数多く現代でも生きて残っていることが分かりました。
確かに、近年使われることの少ない、忘れられた表現も多数出てきています。
それは事実ですが、根本に置いて全く消えてしまったわけではありません。
また、過去の文物に置いて使用されていることも事実で、基礎教養の知識として必要になることもあります。
そして第一に、歴史というものは繰り返されるものであり、影響が長く尾を引くものでもあるという事実です。
忘れた頃に来るというのは、天災だけではありません。
人為的な災難――人災も、同じでしょう。
政治もそうです。
そういう意味では、過去の出来事を知ることも重要です。
そのためには、様々な言い回しにも触れておく必要があります。
理解できるに越したことはありませんが、知っておくという姿勢が第一です。
古典を読む効用の一つとして、こういう知識の習得というものがあります。
そうは言っても、本来の古典を読む意義としては、邪道という見方があることも事実です。
大切なことは、自分の人生に引き付けて読むことだ、という見方もありますので。
まあ、確かに古典(に限らず書物)を読む効用としては、それぞれ色んな意見があります。
唯一つ言えることは、知識は邪魔にはならない、知識の習得はムダにはならない、ということでしょう。
では、また次回。
・・・
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*本誌で取り上げた本:
●【春秋左氏伝】訳本・ダイジェスト本・概説書
『中国古典文学大系 (2) 春秋左氏伝』竹内照夫/訳 平凡社 1968/2
『春秋左氏伝』上中下 全3巻セット 小倉芳彦/訳(岩波文庫)
『春秋左氏伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』安本博 角川ソフィア文庫 2012/2/25
―「解説」と「読み下し・原文・現代語訳」ダイジェストで紹介。
『春秋左氏伝―その構成と基軸』野間文史 研文出版 研文選書105 2010/3/10
―『春秋左氏伝』の概要を大づかみに捉え、特徴を探る概説書。
『中国の思想 XI 左伝』松枝茂夫/訳 徳間書店 第3版 1997.2
● その他の引用文献
夏目漱石『文学論(上・下)』岩波文庫 2007
―(上)「序」、(下)「第4編 文学的内容の相互関係 間隔論」
福澤諭吉『福翁自伝』土橋俊一/校訂・校注 講談社学術文庫 2010
―「幼少の時」
私の読書論84-読書と長生きの関連性について
―第183号「古典から始める
レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年9月15日号(No.183)-160915-
「私の読書論84-読書と長生きの関連性 について」
本誌では、「読書と長生きの関連性 について」と題して、読書の効用に関する研究結果を紹介しています。
週に3時間半読書(電子書籍ではなく紙の活字の、新聞雑誌を除く書籍)をする人は、しない人より寿命が伸びるそうです。
他にも様々な研究の結果によりますと、ストレス解消にもなり健康にもいいと言います。
秋は「読書週間」もあります。
「いざ、読書。」(2016年第70回読書週間の標語)
ぜひ読書を楽しみながら、健康に、長寿になりましょう。
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2016年岩波文庫フェア-名著名作再発見から―森の生活、論語
―第182号「古典から始める
レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年8月31日号(No.182)-160831-
「2016年岩波文庫フェア-名著名作再発見から」
本誌では、「2016年岩波文庫フェア-名著名作再発見から」を書いています。
昨年も書いています。
2015(平成27)年7月15日号(No.155)-150715-
「私の読書論-69- 2015年岩波文庫フェア-名著名作再発見」
http://archives.mag2.com/0000257388/20150715120000000.html
今年は、小冊子が出ていないようで、残念です。
毎年の楽しみだったのですけれどね。
なんでだろう?
さて、今年の傾向としては、詩集・歌集が多いようです。
これは、私の不得意の分野です。
古代の詩形式の叙事詩のような文学作品なら読めるんですけれどね。
まあ、古代ギリシアや古代インドの叙事詩でもそうですけれど、詩形式でも翻訳は小説のように仕立てられていますので、読めるんですね。
さて、今回取り上げたのは、第一に「森の生活」、第二に「論語」です。
私の好きな「森の生活――ウォールデン」の小学館版(今泉吉晴訳)が、文庫になりました。
これは、ソローのイラストが入っていたり、楽しいのです。
『論語』は、このあと古代中国思想・哲学の〈四書五経〉の四書の一発目に取り上げます。
本誌では二回目です。
ということで、また来月からは、古代中国編です。
よろしく!
・・・
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*本誌で取り上げた本:
【森の生活 ―― ウォールデン】
■ 森の生活 ―― (ウォールデン) ソロー/飯田 実 訳 岩波文庫
・小学館文庫版 今泉吉晴訳『森の生活 ―― (ウォールデン)』
【論語】
■ 論語 金谷 治 訳注 岩波文庫
・『論語入門』井波 律子(岩波新書 2012/5/23)
・『ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』マイケル・ピュエット&クリスティーン・グロス=ロー 熊谷淳子訳(早川書房 ハヤカワ・ノンフィクション 2016/4/22)
私の読書論83-文章に書いて考えをまとめる
―第181号「古典から始める
レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年8月15日号(No.181)-160815-
「私の読書論83-文章に書いて考えをまとめる」
本誌では、「私の読書論83-文章に書いて考えをまとめる」作業について書いています。
今回は、読書の薦めではなく、文章を書くススメになってしまいました。
たまにはこんなことがあってもいいのかなあ、と思います。
自分の書いた文章を読むのも、「読書」のうちかも……。
・・・
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【追記】
楽屋裏を明かせば、8月13日は、もうアメブロ・ファンの人はご存知のように、「左利きの日」でした。
私のもう一つのメルマガ『左利きで生きるには-週刊ヒッキイhikkii』の方に手を取られて、こちらの方を考える余裕がありませんでした。
そこで、こういうお手軽な内容になってしまったというのが、本当のところです。
ご勘弁を!