私の読書論93-出会いは偶然か必然か
―第199号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年5月15日号(No.199)
「私の読書論93-本との出会いは偶然か必然か」
本誌では、「本との出会いは偶然か必然か」について書いています。
マーク・トウェインの『人間とは何か』を例に、偶然と必然、運命の出会いについて書いています。
そこでも少し触れていますが、簡単にまとめると――こう言えるのではないでしょうか。
ネット書店: 探求 = 既知との遭遇 ⇒ 知っているものを探す
リアル書店: 発見 = 未知との遭遇 ⇒ 知らなかったものを見つける
リアル書店では、その時その時の人の心をストレートに反映します。
一方、ネット書店は、その人の過去の履歴に依存しています。
ここに大きな差が生まれます。
人は動いています。
社会も動いています。
人の興味は変わります。
出版状況も日々変化します。
それを機械的にマッチングすることは不可能です。
人は、常に過去の履歴の上に立つわけではありません。
その辺が人の面白いところです。
そこが、「にんげ~ん」的なところです。
・・・
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*参照:
・マーク・トウェイン『人間とは何か』大久保博訳 角川文庫<マーク・トウェイン完訳コレクション> 2017/4/25
―著者自身と言われる老人と青年の対話篇。マーク・トウェイン晩年の思想の書。
・コリン・ウィルソン『わが青春 わが読書』学習研究社 (1997/11)
―日本の編集者・安原顕氏の依頼で書かれた人生・読書論。
・三木清『人生論ノート』新潮文庫 改版 1978/9
中国の古代思想を読んでみよう(14)『孟子』を読む (後編2)
―第198号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年4月30日号(No.198)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(14)『孟子』を読む (後編2)」
本誌では、四書五経の第7弾『孟子』の後編の2回目。
『孟子』を出典とする成語成句から私の印象に残ったものを中心に、『孟子』各篇について紹介しています。
以前も書きましたが、昔『孟子』にチャレンジしたものの途中で挫折した経験がありました。
孟子の時に強引なまでの議論の進め方についていけなくなった、というのが原因でした。
戦国時代の各思想家が競い合う中では、これぐらいの強い意志を示さなければならなかったのだという、貝塚茂樹さんの解説を読み、納得しました。
その孟子の思いは、「舜も人なり、我も亦(また)人なり」という言葉に集約されているように思います。
実は、今回も全篇通読には至りませんでした。
しかし、かなりのところまで読み進められ、ひとまずはリベンジできたのかな、という気がします。
またいずれ機会があれば、全篇通読にチャレンジしたいものです。
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*参考:
『ビギナーズクラシックス中国の古典 孟子』佐野大介/著 角川ソフィア文庫 2015/2/25
―抄訳の訓み下し・原文・現代語訳と解説、コラム。
『孟子』貝塚茂樹/著 講談社学術文庫 2004/9/11
―孟子の時代背景の説明から著作『孟子』の解説・抄訳まで。
私の読書論92-近況から―本屋ロス~永遠に続くものはない~
―第197号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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2017(平成29)年4月15日号(No.197)「私の読書論92-近況から―本屋ロス ~永遠に続くものはない~」
本誌では、「近況から―本屋ロス」について書いています。
最近バタバタとおなじみの本屋さんが閉店廃業しています。
50代に入って、古典の名著名作を勉強するようになり、その本を買った本屋さんでもあり、非常に残念なことです。
そんな思いを色々と綴っています。
あらためて、ものごとは永遠に続くものではない、と実感しました。
今日という日を大切に、生きてゆきましょう。
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*参考:
『この人を見よ』ニーチェ 丘沢静也訳 光文社古典新訳文庫 2016/10
「なぜ私はこんなに利口なのか」
《... 私の人生で画期的なことはすべて、偶然によって得られたものであって、誰かに勧められたものではない... 》p.61
『人生論ノート』三木清 新潮文庫 改版 1978/9
「希望について」
《人生においては何事も偶然である。しかしまた人生においては何事も必然である。このような人生を我々は運命と称している。... 》p.127
『星の王子さま オリジナル版』サン=テグジュペリ 岩波書店 2000
(画像:左=オリジナル版2000年10月10刷、右=岩波少年文庫版1975年9月41刷)
中国の古代思想を読んでみよう(13)『孟子』を読む (後編1)
―第196号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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2017(平成29)年3月31日号(No.196)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(13)『孟子』を読む (後編1)」
本誌では、四書五経の第7弾『孟子』の後編の一回目。
『孟子』を出典とする成語成句から私の印象に残ったものを中心に紹介しています。
個々に見てゆきますと、意外に数が多くなり、「後編」をまた前後二回に分けることにしました。
今回は、全14篇中はじめの方の6篇分を。
本誌でも触れていますが、『孟子』中で一番のお気に入りの言葉は、《千万人といえども吾往
(ゆ)かん》(「公孫丑上」)です。
これは、曽子が孔子に「大勇とはなんですか」と問うた時に得た答えです。
(勇気を持って)私は行くぞ! という「吾往かん」という響きが勇ましく、心意気を感じます。
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*参考:
『ビギナーズクラシックス中国の古典 孟子』佐野大介/著 角川ソフィア文庫 2015/2/25
―抄訳の訓み下し・原文・現代語訳と解説、コラム。
『孟子』貝塚茂樹/著 講談社学術文庫 2004/9/11
―孟子の時代背景の説明から著作『孟子』の解説・抄訳まで。
私の読書論91-私をつくった本・かえた本(2)小説への目覚め編
―第195号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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2017(平成29)年3月15日号(No.195)-170315-
「私の読書論91-私をつくった本・かえた本(2)小説への目覚め編」
本誌では、今回は「幼少期編」(小さいころから小学校時代あたりまで)に続き、小学校5年生の夏休みの課題のプリントから父親に買ってもらった本の思い出です。
(画像:上=少年少女新世界文学全集第37巻 日本古典編(2)・下=雨月物語)
講談社から出版された、お子様向けの文学全集の一冊、『少年少女新世界文学全集第37巻 日本古典編(2)』です。
この本には、三つの長編と一つの短編集が収録され、他にも俳句がいくつか紹介されていました。
「太平記」「雨月物語」「八犬伝」「東海道中膝栗毛」。
それぞれ軍記や怪奇短編、伝奇小説、滑稽本です。
私が後年、幻想と怪奇の短編や、冒険ものを好むようになった原点がここにあるのかもしれません。
そういう意味でまさに、〈私をつくった本〉と言えるでしょう。
今一番好きなのは、『雨月物語』ですね。
当初は、「夢応の鯉魚」のようなファンタジー系のものでしたが、だんだんと「蛇性の淫」のようなものを好むようになりました。
「蛇性の淫」好きは、東映動画のアニメ『白蛇伝』を見た影響もあるのでしょうね。
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*参考:
◎「太平記」◎
【入門書】
『太平記』長谷川端/訳 小学館〈日本の古典をよむ〉 2008/03
◎「雨月物語」◎
【現代語訳】
『雨月物語』上田秋成/作 高田衛、稲田篤信/訳 ちくま学芸文庫 1997/10
◎「八犬伝」◎
【入門書】
『南総里見八犬伝 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』石川博/編訳 角川ソフィア文庫 2007/10
◎「東海道中膝栗毛」◎
【入門書】
『現代語 抄訳で楽しむ 東海道中膝栗毛と続膝栗毛』大石学/監修 KADOKAWA 2016/9/22
中国の古代思想を読んでみよう(12)『孟子』を読む (前編)
―第194号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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2017(平成29)年2月28日号(No.194)-170228-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(12)『孟子』を読む (前編)」
本誌では、「激しい論争家・孟子」として、『孟子』について書いています。
本誌でも書きましたが、『孟子』は、以前途中まで読んだことがありました。
岩波文庫版の二巻本、上巻の途中まで。
『論語』を読んだ後、『論語』の後は「孔孟」というぐらいだから、『孟子』だろうと思い、読み始めたのです。
ところが、思いのほか気に入らず途中でやめてしまいました。
議論の進め方がかなり強引な印象があったからです。
孔子の言行録と言われる『論語』では、孔子はもっと穏やかといいますか、いかにも好々爺の先生という印象で、「子のたまわく」で始まるものが多く、教科書的でした。
その点『孟子』は、議論から始まり相手を説得するという手法です。
戦国時代における儒家の社会的地位の変化というものもあったのかもしれません。
諸子百家の一人としての孟子が自己の思想を主張するために、より強く出るしかない、ということだったのでしょうか。
まあ、とにかく今回は抄訳本を中心に少しは読めたので、ホッとしています。
リベンジできた、とは言えないかもしれませんけれど。
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*本誌で取り上げた本:
★『ビギナーズクラシックス中国の古典 孟子』佐野大介/著 角川ソフィア文庫 2015/2/25
―抄訳の訓み下し・原文・現代語訳と解説、コラム。
★『孟子』貝塚茂樹/著 講談社学術文庫 2004/9/11
―孟子の時代背景の説明から著作『孟子』の解説・抄訳まで。
★『中国の思想III 孟子』今里禎(ただし)訳 徳間書店 1996/7
―「解題」と全七篇の抄訳(現代語訳・訓み下し・原文)。
私の読書論90-私をつくった本・かえた本(1)幼少期編
―第193号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年2月15日号(No.193)-170215-
「私の読書論90-私を作った本・かえた本(1)幼少期編」
本誌では、今回からしばらく(思いついた時に、ですが)「私をつくった本・かえた本」の題で幼少期の読書関係の思い出を綴ってゆく予定です。
私という人間がどのような本に触れてでき上がってきたかについて書いてみよう、というわけです。
今回は、「幼少期編」として、小さいころから小学校時代あたりまで。
次回は、同じく小学校高学年からの予定です。
小学校時代の私を作ったのは、やはり一番は、小学館の学習雑誌でしょう。
これなくして語れない、というところです。
他に本と言えば、教科書ぐらいしか我が家にはありませんでした。
本のない家庭に育ったのです。
それでも、小学館の『小学○年生』という学習雑誌は一年から六年まで買ってくれました。
それが我が家の家庭教育だったのでしょう。
あとは、お正月などに子供向けの雑誌を買ってくれるぐらいでした。
本関係以外では、やはりテレビ番組の影響が大きいんでしょうね。
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*本誌で取り上げた本:
『コンチキ号漂流記』トール・ハイエルダール/著 神宮輝夫/訳 (偕成社文庫 3010)1976/3
―お子様版。
『コン・ティキ号探検記』トール・ヘイエルダール/著 水口志計夫/訳 (河出文庫)2013/5/8
―完訳版。
『翼よ、あれがパリの灯だ』チャールズ・リンドバーグ/著 佐藤 亮一/訳 (ちくま少年文庫)1977/9
―お子様版。
『翼よ、あれがパリの灯だ』チャールズ・A. リンドバーグ/著 佐藤 亮一/訳 (恒文社)1991/10
―完訳版。↓の文庫版の復刊単行本(?)。
『翼よ、あれがパリの灯だ 上』チャールズ・オーガスタス・リンドバーグ/著 佐藤 亮一/訳 (旺文社文庫)1980/12
『翼よ、あれがパリの灯だ 下』チャールズ・オーガスタス・リンドバーグ/著 佐藤 亮一/訳 (旺文社文庫)1980/12
―お手持ち本はこれ。下のみ。半端ものを古本屋の100均で。
中国の古代思想を読んでみよう(11)『論語』を読む (後編)
―第191号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年1月31日号(No.192)-170131-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(11)『論語』を読む (後編)」
本誌では、私の心に響いた言葉と、『論語』に由来する成語成句を紹介しています。
後半の成句などは、もう少しきっちりと紹介したかったのですけれど、あれだけでも結構数が多く、それらをきちっと紹介するには時間が足りませんでした。
ごめんなさい、ですね。
前半の、『論語』と『ニコマコス倫理学』(本当はヘシオドスの『仕事と日々』だけど)、江國香織さんの『こうばしい日々』に出てくる言葉の共通性については、一度どこかで書きたかったことなので、今回書いてみました。
既にどなたかが語っていることかもしれませんけれど、大事な点ですよね。
人物評価という点で。
上・中・下それぞれ、最初から知る人・学んで知る人・知ろうともしない人、とでも言い換えましょうか。
『論語』は、四段階に分けています。
苦しみながら学ぶ人、という段階を3番目に入れています。
本誌では、せめて3段階の2番目(中)になりたいものと書いていましたが、案外、私はこれかもしれません。
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*本誌で取り上げた本:
『般若心経秘鍵』空海/著 加藤精一/編 角川ソフィア文庫 2011/5/25
―真言密教の立場から『般若心経』を解説した空海の著作の原文訓
み下しと現代語訳、及び解説、名言を紹介。
『ニコマコス倫理学(上)』アリストテレス/著 渡辺邦夫・立花幸司/訳 光文社古典新訳文庫 2015/12/8
―古代ギリシア哲学の倫理学の代表的古典。哲学的幸福論の源流。
『こうばしい日々』江國香織/著 新潮文庫 1995/5/30
―児童向けとして書かれた小説だが、おとなこそ読むべきもの。「こうばしい日々」はアメリカへ移住した男の子の話。他一編。
((余談ですが、昨年11月の火傷から、体調的にはとうの昔に回復しているのですが、精神的に不調で、言ってみれば「心調」不良とでも言うんでしょうか、回復は今一です。))
私の読書論89-私の年間ベスト2016(後編)フィクション系
―第191号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年1月15日号(No.191)-170115-
「私の読書論89-私の年間ベスト2016(後編)フィクション系」
本誌では、今年読んだ本100冊あまりのうち、フィクション系の本約50冊足らずの中から今年のベストを選んで紹介しています。
思いのほかダラダラとした内容になってしまい、申し訳ありません。
もう少しコンパクトにまとめたかったのですが、時間的に難しくなってしまいました。
今年はミステリだけでなく、SFを久しぶりに読みました。
他にも怪奇と幻想系のものも。
なかでも今年の一番のお気に入りの作家は、フェルディナント・フォン・シーラッハでした。
三冊の短篇集と二冊の長編を読みました。
刑事弁護士としての体験を基にした法廷小説、犯罪ものの小説を記録でも読んでいるかのごとくに、淡々と簡潔に短い文章で綴っています。
内容が凄いのです。
こんな人生があるのだ、という驚き。
ぜひ読んで頂きたいものです。
・・・
●私の2016年〈フィクション系〉ベスト3ぐらい
◆『ミスティック・リバー』デニス・ルヘイン 加賀山卓朗訳 ハヤカワミステリ文庫
◆『火星の人〔新版〕上下』アンディ・ウィアー 小野田和子訳 ハヤカワ文庫SF
そして、フェルディナント・フォン・シーラッハの3作―
◆『犯罪』酒寄進一訳 創元推理文庫
◆『罪悪』酒寄進一訳 創元推理文庫
◆『コリーニ事件』酒寄進一訳 東京創元社 2013/4/11
さて、以上から私のベスト1は?
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2017(平成29)年、明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
(画像:2017(平成29)年年賀状)
・・・
年末に、やけどの最終診察を受け、なんとか、もう大丈夫だろう、ということになりました。
一部また皮がはがれるかもしれないけれど、全体にしっかり皮も張ってきている、もうしばらく今の薬を塗り続けて、後は運が良ければ、火傷痕も目立たなくなるだろう、
――と。
さいわい皮がはがれることもなく、徐々に、ケロイド状の部分もなだらかになってきました。
やれやれですね。
まだ一日に二回薬を塗っていますけれど。
特に問題はありません。
(この薬、保湿の薬だそうで、冬のカサカサ皮膚にも効果大で、例年指の関節がひび割れるのですが、薬を塗った後の指でなでているだけで、今年はすべすべです。)
ただ、若い人――特に女性――だと、この痕は気になるでしょうね。
若い人でなくても、銭湯とか温泉とか、海とかプールとかが趣味の人は、気になるでしょうね。
自分はよくても、まわりの人がいい気持ちはしないでしょうから。
知らない人からみれば、変な病気じゃないの? とか、ね。
そう思うと、寛容の精神とか、人への思いやりとか言っても、なかなか難しいものですよね。
昔、知り合いの女子高生で、顔にあざのある子がいました。
まだ小さめでさほど濃くないので、あまり気にならないとはいえ、お年頃の彼女は気さくに話していても、きっと悩んだこともあるだろうし、その時も気丈にしていても、本当は悩んでいたかもしれません。
人の心の内はわかりませんからね。
・・・
今年の目標は、昨年から書き始めた左利きの本の原稿を書き上げること。
11月の初めに、
第一部の二章を書き終え、第二部第三章に入ったところでした。
全三部十章300枚程度の予定でした。
一日三枚ずつで、年内に第一稿を終えるはずだったのですけれど……。
それをね、なんとか完成したいものです。
原稿さえできれば、本にするのは、色んな方法がありますからね。
今は、電子書籍もありますしね。
私にも希望の出版社というのがありまして、そこにチャレンジしたいのです。
――ということで、この辺が目標です。